海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

悪い見本

しつこくこないだのキャンプのことを書くと、松原湖に至るには野辺山を通過するのだけど、その道沿いには千曲川の源流があって、ということはここから日本海に至るまで一ミリたりとも登り勾配に出会わずに移動できる経路が少なくとも一つはあるのだなあと思って感心した。

それはともかく、今日から学会。例年なら明日明後日の2日間の参加になるのだけど、今年からこの学会でも委員のお務めを果たすことになり、会議に出るため今日から参加。幸い渋谷での開催なので、日常とほとんど変わらないのだけれど。

ということで午後から出かける。ウチから最寄りの駅に行く最短経路への入り口は家の前を通る二車線のバス道を越えた所にあって、しかしウチの前には信号の横断歩道も無いので、車の流れの切れ目に渡ってしまうこともしばしばなのだな。今日もそんなふうに渡り始めた所、道の向こう側に小さな子連れのお母さんが見えた。私は、別に車が通っていなければ歩行者が信号を守る必要なんてないと思っている人であるので、信号の無い所を安全に十分に気をつけて渡ることには何のためらいもない。しかしながら、小さな子供が近くにいるときは別であって、そういうときはキチンと交通法規を守る良い大人として振舞うように心がけている。しかし今日は子供の存在に気がついたのが遅かったので、まあいいやとそのまま渡ってしまったわけだ。そして脇道に入り10mほども歩いたところで後方から女性の「危ない!」という叫び声。どうも件の小さな子がフラっと車道に出てその脇を車が通過したらしい。お母さんが慌てて歩道に引っ張りあげて大事にはならなかったようだけど、突然大声を浴びせられた子供は大泣き。お母さんは怒っていて大変だった。それはともかく、後から考えてみれば、ひょっとして私の振る舞いを見てあの子は車道に出ちゃったのかもしれない。そうだったらあの母子には悪いことをしたと反省する夜なのである。

途中で学生とばったり会ったりしながら、渋谷に。学会会場は駅から歩いて15分と言うので、今日はそれほどの暑さでもなし歩いてみたら、こんな所にもたくさん一戸建て住宅があるのだなあ、と感心した。賑やかな所だけみてると渋谷ってとても人の住む所には思えないんだけど、それって実情と違うのであるな。