海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

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上の子はウルトラマンが好き。フリマで二束三文で買い集めたソフビを並べては、空想の戦いを繰り広げて楽しんでいる。でもさすがに学校ではこの事を内緒にしているらしい。子供っぽいとからかわれるからなのだけど、だからといってウルトラマンから離れてしまうのではなく、秘密を作ってまで自分の好きなものを守ろうとする姿勢は親としては好もしい。

というわけで、この冬公開のウルトラマンの映画にも連れていってやろうという気になる。で、指人形のついてくる前売り券を買ったのだな。子供用二枚と引率の大人用一枚の三枚。で、オマケの指人形は正義と悪のウルトラマン二種あって、三は奇数だから、正義一体悪二体をもらったのである。さあ、これを兄弟でいかに分配するかが問題になるのだけど、上の子は悪、ぶーちんは正義が好きなので、まずは一個ずつが希望通りに渡る。そして残った悪のウルトラマン一個。ぶーちんは好きなものを手に入れてすっかりご満悦で、もう一つあることを忘れてしまっている。と言う事で、今や上の子の手には悪が二個。同じのが二つあってもなあと思う様子の上の子に、これは普通悪をぶーちんにあげるでしょうと思うのは大人の浅知恵であって、上の子的には、そうしてぶーちんだけ二個手に入れちゃう状況は許容しがたく、二つを手に途方に暮れているのであった。