海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

白髭危機一髪

というわけで、今日から集中講義。宿から大学まで2kmということなので十分歩ける距離なのだけど、知らない街で雪の上を歩いて滑ってこけてもなんなので、駅からのシャトルバスに乗る事に。すると行く道歩道はきれいに除雪されていて、これはしくったと思ったけれど、大通りから大学につながる道に曲がった途端に、歩道に盛大な雪の山。バスにしてよかった。

教壇に立つようになってから十有余年、自分の研究の事中心にしゃべれるのは初めてなのだけど、とはいっても前振りが必要であって、今日は持ち時間の8割ほどを使って研究の背景の話とか前提知識の話をする。自分の研究の話は明日からが本番。

終わってから、H田さんと学生さんたちに飲みに連れて行ってもらう。軽快にヘロヘロしていると、店の中に突然漂う白煙。いや文字通りなにかが店の中で燃えているようで刺激臭が鼻を突く。店員さん曰く行灯の火が何かに燃え移ったのだけどもう消えたから心配ないと。といっても店内は煙で100m先の視界も確保できない状態(たとえ話)。窓とかいろいろ開けて換気にこれ務める。新鮮な空気がこんなにうまいとは。っていうか、かなりの煙が漂うまでこちらはなにも気がつかなかったわけで、火事の時はこんな風に一酸化炭素中毒になるのかなあと思うとちょっと冷や汗。

帰り際、お店の人が今日はすみませんでしたと言いながら火打石で火花を飛ばしてくれた。普通なら気の効いたサービスだなあと思う所だろうけど、今日は、さらに火花かい!とちょっとだけ思った。