海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

それは校費

まあしかし、科研費が実際いくら入るかわからない時代になるのであれば、あらかじめ定めた計画に従った研究という、そのあり方も現実的じゃない事になるわね。私は元々、研究なんて計画通りに進むものじゃないと主張して止まない者であるから、これをきっかけに小額の研究費は財政事情で打ち止めもありうるかわりに、使途を定めぬ渡し切りにすればいいんじゃないかと思うけれど。

東京(多摩だけど)で採ってきたクモは、今年古巣の私の講義を非常勤で埋めてくれるS原さんにお願いして放してもらう事にして、今日宅急便で送り出す。もちろん費用は科研費。こうしてまたチビチビ残額が減る。で、サンプル瓶暮らしをさせている間に、亜成体の何個体かが脱皮して成体になったので、嬉々として写真を撮って、脱皮に伴って体色パターンが変化するかどうかに関するデータを得る。こうして考えると、間違って亜成体を採って良かったと言う事になる。