海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

サボりの効用

今のところでは立ち講義の数が少なくて、今期なんてたったの週一回。立ち講義は体力的に負荷がかかるので中年オヤジ的にはこれが少ないのはありがたい。で、今日はその立ち講義の今年の終わりの日。来週試験をするので、今日の最後の時間は、積み残していた部分をちょっとだけ喋って、あとは「残りは質問時間にします。時間が終わるまで前で待ってるから、講義内容でちゃんと理解していないところを質問したければ来るように。もう何の紛れもなく理解できている人は帰っていいよ」と言うことにしたわけだ。こうすると一回分講義しなくて楽だよ、というのは前任校で某同僚先生に教わった事。いや、でもやってみると、これは単なる悪知恵というわけじゃない。シャイな学生にしてみたら、講義の終わりに「何か質問ありますか?」と全体に問われても恥ずかしくって質問なんてできないのだけれど、このように個人的に質問できる体制を作ってやると、どんどんと質問にやって来るようになる。来週試験だと脅かしているしね。で、根が漫談型でなく漫才型であるところの私としては、オーダーメードで質問に答える時は説明能力がグンと上がるようで、学生の理解が向上するのが手に取るようにわかる。もちろん全く質問に来ない学生も多いわけだけれど、ともかくも質問を促すと言う意味で有意義な時間の使い方であるなあと思っている次第。良い事教えてくださってどうもありがとうございました>S谷さん。