海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

モンスター著者

私にとって、論文を発表するのに英文校正サービスは欠くべからざるものであるけれども、直された原稿にこちらの意図と異なる文章が紛れ込むのはどうにも仕方がない。そういう場合、原稿中に「ここはこういう意味か?」とかのコメントを校正者が入れてくる事もあって、校正された原稿にさらにこちらが加筆なり修正なりを施してもう一度見てもらうと大体の問題は解決するわけだ。で、原稿の著者的には、ここまでやるのが校正サービスの守備範囲だと思うのだけれども、私がいつも使っているところは最近ときどき二回目の校正で追加料金を取るようになったのであるな。私的にはちょっと不満。依頼の前に料金の見積もりをもらうわけだけれど、見積もりの意味がないやんかねえ。さてそれはともかく、また今回もサービスを依頼して結果が帰ってきたのが月曜の事、例によっておかしな修正があってその頻度は通常より高いかなと言う感じ。さらに文章中typoが何ヶ所も残っている。文意の変わる修正はやむないけれどtypoはあんまりよろしくなく、私の使うサービスでこれまでこういうミスはなかったのだけど、年度末なので早く支払いを済ませたかった事と、追加料金が発生して費用総額が上がると今のところの科研費使用のローカルルールによって余計な事務手続きが必要になり、その手続きは行っていないわけだから、きっとややこしい事になるに違いないと思った事から、変な部分は自分で元に戻して、チェックを受けてない状態で投稿しようとサービス会社に「もうこれで良いから請求書送れ」と昨日の夕方メールしておいたわけだ。ただ、この会社は毎回お客様アンケートをやっていて、校正作業のレーティングができるので、低めの点をつけて「typoと文意の歪んだ校正がいくつかありました」とコメントしておいた。すると今日、メールと電話でレスポンスがあり、「無料で対応するので、おかしなところにコメントをつけて是非とももう一度送ってくれ」との事。なんだいだったら最初っからそういう対応にしてくれればいいのに、と思うけれども折角の申し出なのでありがたく受ける事にする。

今年の授業も終わり、解放されたこの週末は白馬にスキーに行く事に。東京から楽々スキーだった去年までと違い、関西からだと白馬は遠く、学生の頃は4時起きとかで出かけていたものだけれど、それはウチの子には辛かろうし、いくら早起きしても着くのは昼前で、その日は半日しか滑れないので、ここは思い切って現地で前泊することにしたわけ。お金は余分にかかるけど、まあ私も大人になったのだよ。という事で暗くなった頃に出発。関東甲信越は一日雪とのことだったので道中若干不安だったけれども、特に何の問題もなくとことこ走って予想より早く到着。