海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

気配りの人

某会議。予定調和なことは喋れないので水を差してはならじと黙っていたのに、そんな私に意見を求めてくるのはアガシ湖のせき止め部を掘り崩すのに匹敵する行為と言えよう。結果、すっかり場の空気が寒冷化してしまったではないか。

ウチのお風呂には国旗の入った世界地図が張ってあって、気がつくと上の子がそのうち100ほどの国を覚えていると言うじゃないか。そいつはすごいねー、と誉めそやすと、将棋大会以来自尊意識ピノキオ級と化した上の子が、あの国は知ってるか?この国は知ってるか?と挑戦してくるのよ。しかしそこはこちらも腐ってもインテリの端くれ。繰り出される国の全ての位置を答えてやると、上の子の残念そうな事。「ふふふ、お父さんは子供の頃たーくさん本を読んだからいろんな事を知っているのだ。お前もハリポタはそろそろ卒業して、この世の仕組みについて書いている本を読むとよろし。そうして、お父さんの知らない事を知れば、お父さん退治できるぞ」と挑発しておく。いや、実際、その種の本を読む癖つけておかないと長じて自己啓発本ばかり読む人になっちゃいそうだから。