海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

克己心の塊

少人数授業でH氏の書いた行動生態学の本を読んでいる。で、中でミーアキャットの話題がK氏の撮った写真とともに出てきて、学生がフッと疑問を口にしたわけ。で、私はよく知らない話だったので、「あー、じゃあまた今度Kさんに聞いておきます」と呟いたところ、俄に教室騒然。何事か?!と思ったら、どうも本に載っている人と知り合いだなんて!と言うことらしい。「先生スゴイ人だったんですね」だって。どうも彼女らは本と言うものを雲の上の物か何かと勘違いしているらしい。。。で「いや、珍しい人ではあるけど、別にスゴイかどうかは、、、一応学者の端くれなのでこれくらいは普通の事で、、」とかゴニョゴニョ答える。そしたらそこでピンと「今ここで、来週宇宙から電波を降らせる事をバラせば更に教室を阿鼻叫喚の渦にたたき込める!」というアイデアに打たれてしまう。お調子者の私としては、そんなウケることが確実である状況に極めて弱く、もう言葉が舌の上まで登ってきていたけれど、いやいや自分からそんな事をバラすなんてはしたない行為である、とギリギリ踏みとどまったのである。こんな事で学生が反応するなんて思っても見なかったので、動揺して危うく判断を誤るところだったよ。