海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

盗まれた町再び

こう、学期初めは教室に入る時にいつも緊張するのである。いや、颯爽と授業を開始してみたはいいが、実は部屋を間違っていて、学生が当惑しているのにそれに1ミリもきづかずして、とうとうと喋り続けるうちに、本来の教員が入ってきて、そこで初めて自分の間違いに気付く、という私のお気に入りの悪夢が正夢になる可能性があるからだな。とはいえ今日はもう二週目。さすがにその心配はない、、はずなんだけど、4時間目に教室に入ると、知らない人ばかりが座っていたと言う。!!!教壇に立つようになって18年目、こんな経験は初めて!!と。あれ?そう言われると教室の前に知った顔の学生がたむろっていて、あれは全員私のクラスの学生じゃないですか!!ということで、教室にいる学生に「えーっと、この部屋は私のクラスだと思うのですけど」と問うてみると「でも教室変更で今週からここだと言う掲示が出ていました」と返ってくる。いや、えと、でも、先週私らここで授業したんだけど、とか動揺するうちに、そのクラスの先生がやってきて、お話してみるに、どうも事務のミスでダブルブッキングが生じたらしいことがわかる。いや、信じられないと思うでしょうけど、私は今のところに来て4年目なので、もうこんな事が起こってもちっとも驚かないのですよ。で、たまたま今日は学生を連れて春の野草を眺めに外に出るつもりだったので、とりあえず今日は譲ることに。来週は返してね、と。で、まあ今日は暖かで野外活動日和。すっかり気持ちよくなりつつ一コマ終えて部屋に戻って一息ついていると電話が。こっちのクラスに教室変更してくれと言う事務からの依頼だ。なんだかなあと思って聞くと、移動先の教室は歩いて5分くらいもかかる。この授業は研究室の機材を使うために教室と行ったり来たりする事もあるので、5分もかかるとさすがに困るので、断る。っていうか、なんでわしらが動かなあかんねん、とも思うし。