夜、ウチに帰ってくるとヨメサンがこれを読めと「漂流物」という絵本を渡してきたのだな。子供ももう大きくなったし、今さら絵本でもないだろうと内心思いつつ、ここでヨメサンの言うことに逆らって無用な軋轢を産むより、おとなしく従ってポイントを稼ぐのが良かろうという大人の判断で、赤い地に丸い図柄があしらわれた表紙を開く。すると、これがファンタスティック!!!文字がほとんどないのに、めくるめく話の展開に一気に引き込まれる。途中2/3ほどの時間軸が反転したところで、やられた!!と思い、もう後はブラボーの嵐。絵本でこんなに面白かったのは初めて。とは言えこの本は大人向きで、幼児にはその面白さは今一つとどかないかもね。
いや、これまでは五味太郎の「うみのむこうは」が一番好きな絵本だったのだけど、「漂流物」はそれに並ぶ好きな絵本になりました。思えば、どちらも海物。こんなタイトルの日記を書いている事もあり、私にとって海には何かあるのかもしれない。
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