海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

一歩進んで二歩下る

引き続き体調不良で休みたいところだったけれども、諸般の事情で研究室に。コラテラルダメージだ。まあ仕方がないので、某原稿を読むのに取り組む。これは何度も何度もやり取りの続いているものだが、1度なんかこちらの指摘にまさかのゼロ回答とかあって、ゼロ回答は投げる側の不利益にはなっても読む側には本来痛くもかゆくもないはずなのだけど、言いたい事が伝わらない事にそれなりのダメージを受ける私はちょっとデリケートに過ぎるでしょうか?そんなわけで今回の改訂稿はなんとなく読む気がしなくてほかっていたのだけど、いつまでもほかるわけには行かないし、とファイルを開いてみたら、やっと最大の問題点が解消されていた。こうなると後は強勢の置き方だけなわけで、この先は編集長マターですな。もう知らん。

午後は来週のオープンキャンパスでやるミニ講義の準備。こんなもんでよかんべイズムが出るのはコラテラルダメージの帰結だ。上意下達型の組織は必ず腐る。上意下達が止められないなら早めに刈り取るに限る。

子供の頃「昔の人はどうして戦争になるのを止められなかったのだろう?」と不思議に思っていたわけだが、「当時はそう思っていた人が少数派だったから」というのが答えだったのかもなと最近は良く思うわけ。人はなかなか歴史から学ばないんだな。まあしかし、まだこれからだよ。少なくとも、今日を忘れない事。