海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ブーメラン

授業も終わり、今日は研究室でなきゃできない仕事はないので、できるだけ足首に負担をかけないよう(車通勤でもアクセルワークはやっぱり怖いので)、ウチで仕事。編集業務をいつもより丁寧にやる。

何日か前にNHKで「ポエム」の番組が評判になっていたので、再放送を録画して見てみた。「ポエム」とは、何かごまかしたいことがあるときに使われる、ふわふわしてて情感的な一方で明確に内用を理解しにくいタイプの文章とのこと。で、それが巷で増殖しているんだとか。で、ちょうどその番組に出ていた小田嶋隆の「ポエムに万歳!」を買っていたので読む。雑誌連載のコラムにいくつか文章を付け加えて作った本で、肝心の「ポエム」に関することはちょっとしか書いていなかった。いやところで、大学に職を得ていたりすると、学生の書くまともであるべき文章(レポートとか卒論とか)を読む機会に大量に恵まれるわけだけれども、そうかなるほどあのタイプの文章は、何も書くべきことがないのに書かなきゃならないという現実をごまかすために存在しているのだな、と、まあ腑に落ちる。で、ひょっとしてレポートとかうかつに書かせると、「ポエム」化の強化になっちゃうかもしれんと思ったり。実際レポートの添削とかまではほとんどの場合手が回ってないのだけど、そんなんならやらないほうがマシかもしれない。

ポエムに万歳!

ポエムに万歳!