海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

さよならシネマメイトカード

私がこれまで使ってきたシネコンであるところの電解質シネマは大変効率の良いポイントシステムを持っていたのだ。10ポイントで無料観賞券一枚と交換で、一回見ると2ポイントのところ週一回あるサービスデーだと4ポイントも貰え、更に同伴者のポイントまでつけてもらえるという。同伴者は考えないにしても、サービスデーに集中して映画を見れば5本見ると無料券が二枚つくという事になる。更に、50ポイント溜まれば追加で一枚という大出血まであり、つまり25本映画を見ると12枚の無料券と言う事だ。入会料1000円はかかるけれども5ポイント貰えるので実質500円。ポイントカードを持っていればレイトショー1000円だったので、25500円で37本映画が見れる事になる。つまり一本689円で見る事ができていたわけ。それがこの素晴らしいポイントシステムが廃止され、新システムにリニューアルされる事になった。新システムは6本見るたびに1本無料観賞になって、まあこれは他所のシネコンでもそうだからしゃーないのかもしれないのだけど、許せないのはポイントカードを作るのに200円必要で、しかも6本見るたびに新しいカードにしなくちゃいけない事だ。消費税アップに伴う便乗値上げでレイト料金が1300円になりダメージを受けていたところにこの仕打ちだ。まあ選べば1100円で見れる日があるとは言え、ということは、6800円投入して7本しか見れない事になる。一本あたり971円。4割値上げですよ。ありえん。

で、旧ポイントシステムは移行措置でまだ動いているのだけど、それが終わるのが今月末。私のポイント的にはあと一本見れば150ポイントを越えて、無料券2枚貰えるところだったので,ともかくなんでもいいから見なくちゃいけない。ということで「LUCY/ルーシー」を。東京では言葉もわからなかったのにねえ、と言う話。キューブリックなら高尚なのにベッソンだとどうしてギャグにしかならないのか?と言う話でもある。いやー、アクション作品として売ってたけど、これ本質は全然違う映画じゃないですか。こう、ムリクリに誉めそやすならば極めて形而上的でスケールの大きいSF作品といっても言えない事はない。なんせ人類進化と神への昇華がテーマだからなあ。びっくりした。まあ、たまにはこんな珍品見るのも良いんだけどさ。

と言う事で長くつきあってきたこのポイントシステムとも今日でお別れ。これからは同じ時間で行ける最近できたT○H○シネマズを選ぶよ。T○H○シネマズはキライだけど、少なくともシネマイレージは年一回300円の更新料払うだけで済むからね。うえーん。