海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ウンチクオヤジ

昨日から明日まで、この時期恒例の、カンヅメにされて昼晩冷えたお弁当を食べなきゃならないお仕事。自分の分は早々に終わらせたけど、ほかの人が終わるのを待ってなきゃいけなく、のんびりした雰囲気の中一人でイライラを隠せない1日。というのは夜にお客さんが来ることになっていて、サッサと作業が終われば18時には帰れるかなと思っていたところだからだ。それが実際は19時半。。。しかも最後私は二時間ほども何もしないで待つだけなのに、周りは一向に急ぐでもないわけで(こちらの事情など知る由もないから当然だが)、もう少しなんとかなりませんかね、という。

で、慌てて帰ってくると、もうとっくにみなさん出来上がっていて、遅ればせながら薪ストーブで焼いたピザを食らう。そんな中、ウチの子のいとこであるところのオイのS君高校生から電話。なんでも、最近映画に目覚めたらしく、オススメの作品をきいてきた。ので、ともかくはゴーン・ガールを勧めて、あとは古典を見なさいと言っておおく。まだハリウッドが商業主義にそれほど毒されていない頃の作品なら表現も上品で、そういう名作を先に見て足腰を鍛えておかないと、繊細な表現に対する感受性を決定的に損なってしまうからね。で、じゃあ娯楽作だっら何がいい?と聞かれるので、ダイ・ハード一択と反射的に答える。で、後から考えると、ダイ・ハードも繊細な作品という意味では古典たちと何も変わらないわけだ。ただその繊細さが現れているのがストーリーテリングの技の部分だというのがユニークなところで、表面的にはドカーンバコーンのアクション大作にしか見えないんだけど。さあS君はその本質をわかってくれるだろうか。