海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

立ち止まらせ戦略

カメ学者になるべく実験用の素材ビデオを、ウチのしがぼんをモデルに撮影する。いろんな方向を見てじっとしているところが欲しいのだけど、なかなかそうはしてくれないので、ループ編集で作り上げる方針。とはいえ、素材段階でできるだけ長い時間撮影できればそれに越したことはないので、色々工夫。動くからといって、それを捕まえて元位置に戻しても、ちっともじっとしてくれないので、持ち上げられたのに恐怖して動くのかと思ったら、どうもそうではないらしい。というのも、物陰で休んでいるところを撮影ステージに持ってくれば、その直後はじっとしている時間が長いからだな。それがわかったにで、ワンカット撮影してはご機嫌を整えるために何十分も休憩するということを繰り返す。どこのハリウッド女優やねん、という。で、なぜじっとしているかというと、ここはどこだ?と周りを確認しているからのようで、休んでいるところを起こされ寝ぼけているからとかではないらしい。というのも、縁側の下の休憩場所から取り出す時なんか、抵抗して足をジタバタジタバタすることも多いけど、それでもやっぱりステージにおくとじっとしてくれるからだな。ということで、カメにとって空間把握は、結構大事な意味があるんじゃないかな、という印象を持ったわけよ。

必要なカットも全て撮影して、夕方から隣の駅にて地元の抗議活動に参加。昨日の京都よりたくさん集まっていた。けど、昨日も思ったけど、道行く人の足をあまり止められてない感じがしてそれが気がかり。積極的な聴衆が道行く人の邪魔をしないようロープを張って空間を分けているのは、必要なことだとはわかるんだけど、あのロープ、たまたま街宣に出くわして興味を感じた人との間に境界を作っていて、それで足を止められなくなっているような気がする。なので、主催者は一定数のサクラを用意して、積極的な聴衆から少し離れた場所にたまらせればいいと思う。そうすれば、気にはなってるけども積極的に抗議活動に参加するのはちょっと、と思っている人を、サクラのたまりを核にして集めることができると思うんだよね。それから、いろんな団体の幟や横断幕とか掲げるのも少し自制すれば良いとも思う。そうすれば、普通の人がこんなに聞きにきてるんだ、って思ってくれるようになって、足を止める効果が高まると思うんだよね。同様に、メッセージを書いた紙を配布するのもやめたほうがいいと思うんだな。街宣の最後にあれを掲げてアピールしていたけど、全国レベルのマスコミに取り上げられるわけでもないから、むしろ普通の人を引かせる効果のほうが強いと思うよ。