海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

宣伝、するのも、変だよね

そして今日は午後から神戸。SSHの研究発表会というのがあって、そこで某ST学会が宣伝ブースを出すので、そこの委員としてのお務めだ。宣材は委員長が全部用意しているので、私は体一つで行けば良いので楽といえば楽。でも、宣伝するのが大の30乗くらいキライな私としては複雑な思いだ。宣伝キライなので高校訪問とかアホみたいやと思うし、研究成果のプレスリリースなんかも腰の引けるタイプである。まあ、それでも今日の宣伝にはST学会の性質上大義があるように思うからギリギリできるかなと言ったところ。それはともかく、うん10年ぶりにポートライナーにのって国際展示場に着くと、どわーっと制服の人の群れ。あーオレこういう風景も苦手なんだよな。自分の高校生って悪夢な時代だったよなとさらに複雑な気持ちに。受付して学会のブースに行くと誰もいない。委員長とそこで合流して何するか教えてもらうつもりだったのだけど、お昼を食べにでも行ってるのかな。とか言ってると、お客さんの高校生が来るじゃないか。しゃーないからようわからんうちに適当に応対する。どうもアンケートに答えたらノベルティグッズプレゼントみたいなことをしていて、うーんこれって学会のすることやろうか?とチラリと思うのだが、タダでもの配る効果は絶大で次から次へとお客さんが来る。大忙し。違和感をゆっくり考える余裕なし。気がつくとあっという間に受け持ち時間が終わる。で、大勢のSSHの高校生と話したけど、中にはウッカリした大人よりずっとシッカリした人もいて、そうかST学会でもポスター発表してる人もいるし、高校の中に閉じこもるんじゃなくて、いろいろ外の世界と触れ合ってると成長の機会になるんだろうなと思う。こういう発表会に来るのも学校の予算で来るらしくって、SSHに行く人とそうでない人では大きな格差が生まれるよな、と、思うわけよ。また聞くと、学内選考で勝つと外国で発表することもできてもちろん旅費付きなんだそうだ。すっげ羨ましいって思った一方で、そんなエサとかぶら下げたら過剰部活と同じような問題がこっち方面で起きるんじゃないかと老婆心がおきたり。SSH的な取り組みは素晴らしいことだと思うけど、こぼれた生徒への対策と過熱化への注意は必要だよな、と思いました。