海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

この木なんの木

ウチの子たちにはテレビを見せてこなかったのだけど、いくつかの番組は例外で、「世界・ふしぎ発見!」はその一つだ。で、彼らはその番組のことを今でも「ひたち」と呼ぶのだな。そんなかわいい子らのためにも日立が東芝に続きませんように。で、今日はその「世界ふしぎ発見」から問い合わせのメールが来た。以前ナショジオに取り上げられたクモの形にゴミをつるすゴミグモの事についてだ。おお、日本でゴミグモの事を訊ねるのに私ほど適した相手はいないだろうよ。センスあるねえ。で、そのメールではわざわざ私の本のことについても触れられており、先方がよーく勉強しておられることが推察される。さすがは番組制作の大手テレビマンユニオンだけある。こういうのって、会社の実力が如実に出るよねー。ということで、いろいろ調べてお返事。お父さんが「ひたち」から問い合わせ受けてるって聞いたらウチの子喜ぶかな?

さて今日は今シーズン初めてフィールドに出てみた。なんかこの三月は気温が全然上がらず、いまだに栂池とか全面滑走可とか信じられないのだが(こんなことならもう一回スキーに行けば良かった。つうか肩が痛い)、ともかくこれじゃあまだクモもあまり動いてなかろうけれども、私の記憶では去年は4月上旬だともうギンナガは成体ばっかりだったわけで、処女を捕りたい今年なので、3/29ともなれば見に行かないわけにはいかんじゃないか。つうことで出かけてみると、亜成体一個体捕れたので、来るもんである。しかし、やっぱりまだ寒い感じ。ギンメッキの子グモはたくさん出ていた。脱皮して亜成体になるのかな?と言う感じの連中。

長期休み恒例、昨日から子どもがばーちゃんちに行っているので、ヨメサンとシネコン。「キングコング: 髑髏島の巨神」。哺乳類は温血爬虫類は冷血、と言う話。つうか、騒がしいだけであんまり面白くなかった。主人公たちはマッドサイエンティストの博士の妄執によって怪物の跋扈する島に連れてこられるわけだけど、その博士をやるのがジョングッドマンなもので、全然マッドサイエンティストっぽくないのよね。グッドマンだけに。あと、物語上何の役割も果たさないアジア系の女性生物学者は中国市場狙いで導入されているのが見え見えで、そういうのは見ててしょんぼりするよね。サミュエル・L・ジャクソンも何の驚きもない役で、作り手のやる気の欠如を感じさせる。っていうか、エンドタイトルが終わってからのオチのはずのあれがエンドタイトルでネタバレしてるってのはどうなのよ。そういう世界になってるって知らなかったから、ネタバレがなかったら結構ビックリしてたはずなのに。