海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

草万里

今日のテーマはブレコンビーコンズ国立公園というところを訪れること。で、9時に車で出発。もちろん運転はH賀さんだから私は楽チン。蒸気機関車に乗って貯水池の上まで行きましょうというH賀さんの案内に従いガタゴト。1両しかない汽車が往復して人を運ぶので、行きに乗った便の帰りをパスして次の往復時の帰りに乗ることにして、その間2時間弱ほど周りを散策。今日もいろいろ生き物を見るのだけど、虫中心に見ている私の移動速度が非常に遅く時速1km/hほどだったのは、業界的には普通のことだけど、H賀さんは驚いたことでしょうな。そしてまた汽車で帰ってきて、今度は別の谷を走る道に車で行ってみようということになり、適当に道を走らせると、どうも大きな道を逸れると谷の上の方に行けるような雰囲気がある。なんせこの辺、ほとんどが草原なので、遠くの方で車が高いところを走っているのがよく見えるのだな。で、行ってみると、これが見渡す限り、というか、はるか遠くまで延々草原がうねるという光景を見て、日本でこれに一番近い風景ってったら私の知るのは阿蘇の外輪山だけど、それとケタ違いのスケールで、いや素晴らしい風景だったのよ。で、感動しているうちにまた谷に降り、今度は丘の上に向かうトレイルロードを見つけたので、車を停めてそこを歩く。おそらく200mくらい登ったかな、小さなピークを超えると、向こうにあるもう一つのピークまで道が続いているのが見える。しかし、近そうに見えてもあそこまではまだ300mほど標高差があるはずで(登り始めにみた案内板による)、しかも道は一度100mは降っている感じだ。で、それくらいの標高差があるはずなのに、見た目ではちょっとしか登ってないように見える。つうことは、近いように見えるあのピークも水平距離はかなりあるんじゃなかろうか。草しか生えてないから距離感が狂うよ。どうしよう?行く?とか相談して、いやでももう16時だろ、今から行って帰ったら2時間くらいゆうにかかるよ、ということでそこでやめて引き返してくる。いやここまででもトレッキング体験としては十分。で、その後ブレコンの街に行って礼拝堂を見るのだけど、小さな町と思って侮っていたのを詫びねばならぬ豪華なところだった。さすがは昔日の大帝国だけあるわと思った。隅々まで御威光が届いているのね。ということで、カーディフに戻って今日はイタリアンの晩御飯。