海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

半分だけど

春が近づいてきた。2018年度のデータ取りの準備にかからねばならない。次年度は遅れに遅れていたクモの飼育を行う予定。で、その準備と言うのが、エサ供給装置の作成。S宮さんが色々工夫してくれて、衣装ケースにクモを入れて、そこにライトトラップで集めた虫を流し込む事で飼育ができる事を示してくれたので、それを真似ようというのである。エサ供給装置というのは、ライトトラップから衣装ケースまで虫を運ぶための装置だ。S宮さんは、10cm径の漏斗を一部切り取ったものを5つ組み合わせてサクラのようにしたものをライトトラップの下部に取り付けたので、私もそれを真似ようと一旦は思ったのだけど、プラスチック漏斗の円錐部分の一部のみをキレイに切り取れる自信がどうにも持てない。そこで一工夫して、20cm径の漏斗を1つだけ使う事にした。S宮さんの漏斗は管の部分が5つ残っているので、そこにチューブをつけて衣装ケースに繋ぐのである。ライトトラップにはファンが着いていて、誘引された虫が漏斗からチューブを通って衣装ケースに流されるという仕組みだ。これで1個のライトトラップで5個の衣装ケースにエサを供給できるので効率的に飼育ができるわけ。私の場合、漏斗の管が1つしかないので、このままだと多数の個体が飼育できない。それは困るので、漏斗に繋いだチューブをY字管で二回分岐させる事にした。これで、4つのチューブがライトトラップの下部から伸びる事になる。名づけてタコレス1号で。これでうまく飼育できるかしら。