海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

恩讐の彼方に

しかし早いもので今日で学会も終わり。プレナリーはエボデボの話だけど、なんか演者が妙にテンション高くて変な感じ。っていうか今回特に感じたけど、若い人の講演の方法が妙に画一化してるというかTED化してるというか、あれひょっとして統一されたプレゼン教育を受けてるわけ?と疑うのよねオッサンとしては。まあ、そりゃアピーリングなんだけどさ、全部型通りだし、よーく聞いてると、最初と違うこと後半で言ってるやんってのもポツポツあって、やっぱプレゼン技術を磨くのってほどほどにしといたほうがいいんじゃないのかな、と思った。ってか、これって心理学の悪用だよね。それはともかく、今日は朝のコーヒーブレイクで、コーヒーとパイ持って歩き始めたら、例の交尾器破壊ネタのライバルであるドイツチームのボスと鉢合わせ。初対面だが、おおおお、となって、会いたかったんだよー、と話し始める。が、話題が尽きぬままコーヒーブレイクが終わるので、じゃあ今日の学会ディナーのときに、と言って別れる。で、夜のディナーで、この引っ込み思案のオレがちゃんとライバルチームのボスの席に行って、交尾器破壊ネタについて情報交換と議論をするわけよ。っていうか、今回南半球にきた目的のほとんどがこれだから、ちゃんと達成できてよかったよ。いつかドイツのラボを訪ねるよ、という話になる。社交辞令かもしれんがね。「ウチは共同研究にもオープンだから」と言ってもらえたが、若干複雑な気持ちになったことは白状しておく。つうことで満足したので早めに引き上げる。明日早起きしてアーサーズパスに行くからなんだけど、部屋でヨメサンとチャットしてるうちにやっぱり遅くなっちゃった。ということで学会も終わり。なんとなく行く前は億劫だったけど、最後でちゃんとすべきことを達成できたから満足感高い。次回はウルグアイで9月らしく、流石にオレそこには行けないわ。