海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

雨の南国

今日は近所で開かれる月に一度のオーガニックマーケットの日。先月はNZで、その前はスキーで行かなかったので久しぶりだ。ところが雨である。最初でかけたときはパラパラだったところ、すぐにザーザー来て、いやんと思って帰ろうと思うと、なんか知らない人がドラムを組み立てはじめるじゃないか。なんですかあれ?というと、スティールパンの生演奏があると言う。なんだそれ?と思うと、ドラムの横に巨大な凹面鏡のようなものが。これがスティールパン。ドラム缶の底をたたいて半球状にした楽器だ。場所によって厚みを変えてるのか、叩く場所によって音階が決まるそうで。で、音がなんかトロピカルと思ったらば、トリニダードトバゴのものだそうで。で、やっぱ生音はいいものなので、20分ほど雨の中演奏を聴かせてもらう。ブラジル。と、夕方からはシネコン。「THE GUILTY/ギルティ」。百聞は一見に如かず、という話。緊急電話のオペレーター室の中だけで話が進む、女性誘拐事件解決の顛末を描くサスペンス、という触れ込みとはずいぶん感触の違う作品だった。主役のアップがシーンのかなりの部分を占めるのだが、間をうまく使って、感情の変遷をうまく表現できていて素晴らしかった。「search/サーチ」では、カーソルの行ったり来たりの間が有効に使われていたが、あれに比べると今作の間の使い方は正統派。どうでもいいけど、デンマーク語の映画ってはじめて見た気がする。