海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

余技

1日雨。実験も採集も行けやしない。そんな今日取り組んだのは、勤務先の学生の個人個人の特性を検査したデータがあって、その経年及び組織間の違いの解析だ。今の大学というものはとにもかくにもいろいろ計測したがって、やれ授業アンケートだやれPROGだとか忙しいのだけど、そのデータの解析がグダグダなのが普通。せいぜい項目毎に平均値出すのが関の山。まあ私としてはこれまでは、意味のないことを、と思って生暖かく見ていたのだが、学部長になってしまって意思決定することを強いられてしまってはやはりエビデンスが欲しいところでせっかくデータがあるんだからこれをエビデンスにしたいじゃないか。でもこういう解析がいるのでは?とか事務方にいってもせんないことなので、ええい仕方ない、と思って生データくれるなら解析してあげないでもないですよ、とか言ったらサクッと送られてきたわけ。あーあ、こんなことのために給料もらってるんじゃないんだけどなあ、と思いつつ、順序ロジスティック回帰とか駆使して、傾向らしきものがあると多くの人が考えていただろうことのほとんどがランダムな変動で説明できることを見出す。やっぱり。っていうか、ひょっとしてこれまでの人って、ランダムな変化を根拠に意思決定してきてたりしてたりするの?まあいいや、この過程でオレはSTATAで、同じ処理を繰り返し異なる変数に施す簡単な方法を覚えたじょ。転んでもただでは起きないじょ。