海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

敵影見ゆ

「測りすぎ: なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?」を読んだ。数値的評価を報酬に結びつけると、特に単純労働じゃない仕事の場合、組織がぐちゃぐちゃになることをいろんな例を挙げて論じた本。単純労働じゃない仕事というと私のものなんてその典型なのだが、まあおっしゃる通りである。なんつうか大学教員という人種はほっといたら機嫌よく好きなことしてパフォーマンスが上がるものであって、そこを数字で管理しようと思ったらば、優秀な人間であればあるほどやる気を無くすものである。で、真面目な人は心を病んで、私みたいに不真面目な人は評価をハックしようとするわけだ。で、あまり優秀でない人は捏造に走るわけね。誰も良いことないのね。で、これってテイラー主義なんだそうだ。テイラー主義って、こないだ読んでた「ナチスのキッチン」にも出てきたよ!