海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

主権者だから

そういえば書き忘れていたけど、3日前にシネコンで「クワイエットプレイス:DAY1」を見ていたのである。ネコは人間の主人、という話。いやあ、あの世界でなおネコと暮そうとするのはすごい。歩くのは静かだから良いとしても、危険な状況で、フーってやるじゃん。一撃で見つかりそうだが、ネコはあれを撃退できたりするのだろうか。それとも大きさ的に餌アイテムにならない?最適餌選択?それはともかく、本作は主人公を病気で余命いくばくもない人に設定したところが大変に上手で、あの事態の生じた一日目を描くわけだから、出てくる人々は基本的に死ぬ運命にあるところにその主人公を配置することで、生きるって事の本質を描ける構造になっているわけだ。そしてネコちゃん。こう、生きる上で何が大事かって考えさせられるねえ。あと、声をあげることを禁じられるのが、人間にとってどれほどストレスフルであるかを表現したシーンに心動かされた。そうかこのシリーズは抑圧に関するお話だったんだな、と。