海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

中だるみ

前期の授業も折り返し点を過ぎ、しゃべる方も聞く方もだれてくる頃なので、今日はビデオを見せる。NHKの自然物。しゃべる方としては楽だし、聞く方も喜ぶので一石二鳥なのだが、自分の存在意義に疑念が生じるのが難点だ。


で、ビデオは50分。はじめる前に少し前振りを入れたが、ビデオが終わったときにはまだあと30分時間が残っている。PowerPointを使ったいつもの講義をするためにはプロジェクターの設置と撤収に都合10分以上かかる。なんかそれもあんまり効率が悪いなあと思って、ビデオに関連したどうでもいい話題を10分ほど話す。しかし、怠け者だが合理主義者の私の頭の中では「こんな無駄話するくらいなら、思い切って早めに切り上げればいいねん」という思いが渦巻いて話に興が乗らない。で、結局15分ほど残して終わらしてしまった。後から学生に「一生懸命、時間を引き伸ばそうとしてましたね」と言われてドキーっ。悪い事は出来ないもんだ。


授業が終わって部屋に帰ると注文していた統計ソフトが来ていた。これでOne-way repeated measures ANCOVAができる!これまでソフトが無かったもので手計算でムリムリやろうとしていたが、いくら計算しても結果がおかしかったのだ。これで、書きかけの論文に目処が立つ。うれしい。しかしこのSTATAというOSXネイティブのソフト、統計手法を豊富に備えていて、いろんな種類のグラフを書くことができ、そのうえPostscriptで書きだせるのでIllustratorで後処理もするのも簡単だ。これでたったの9万円なんだから、StatViewに10万払った事を思えばなんてお得なんだろう。ただパワフルな分、操作が直感的とは言えないところがあるが、これはそのうち慣れるだろう。大学院入ったばっかりの頃だったら使いこなせなかったかもしれないが、そこは亀の甲より年の功。