海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

焼き茄子の味

いつまでもしょんぼりしていても仕方がないので気を取り直す。ヨメサンにお願いして子育ての分担を少し軽減してもらって仕事にもう少し労力を割けるようにする。で、今日は日曜日だけど講義の準備をさせてもらう。


おかげで目処がついたので、畑に行って一メートル半くらいの幅の斜面にへばりつくような畝を切る。隣のおじいさんの指導であるが、ネコの額ほどの土地も無駄にせず畑にするというのは、いかにも。そういえばおじいさん曰く百姓は何も捨てないのだそうだ。今日も耕したところから出てきた石を畝の周りに配して土の流出を押さえ、掘り出した根っこは乾かして燃やして肥料にする。知恵だ。知恵なのだ。


で、一通り作業が済んで帰ろうと思ったら、畑の隣の家の縁側からおじいさんが呼ぶ。で、そのお家のおばあさんと縁側でお茶をご馳走になりながら世間話。鶏糞は芋には使わないとか、じゃがいもを植える前に落ち葉を撒いてはいけないとか教わる。そういえば畑の横の土手にマムシが出たらしいので、草を刈っておかなくてはいけないらしい。


今日、はじめて茄子を一本収穫して焼き茄子にした。掛け値なしに、これまで食べた茄子の中で一番おいしかった。ちょっとびっくりするような味。