海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

聞くよりも読んだ方がなんぼか速いと思うのだが

今日、ヨメサンが聞いてきた話だが、近所の中学生は夏休みの宿題に読書感想文を出されたらしい。で、その子が通う塾では、先生が課題の本を音読したテープを生徒に貸し出しているとか。それを聞いて感想文をさっさと仕上げて、余った時間で勉強しなさいと言う事らしい。


一瞬、私には理解できない類いの冗談かと思ってヨメサンに問いただしたが、どうも本当らしい。なんせ本人から聞いたのだそうだ。


まず第一に、塾側と教わる側との間に本を読む事より重要な勉強があるというコンセンサスが成立しているらしいことに戦慄した。私ならそんな塾にお金積まれたって子供を通わせたりしないんだが。


もう一つ気になる事は、こんなふうに大人が手助けをすると言うのは、子供に対して「課題に直面しても、出来るだけ楽に片づくように小賢く振る舞いなさい」と教えているようなものではないか。そんなこと、学校の中でだけしか通用しないぞ。現実の社会で直面する課題には愚直に取り組まないと解決できない事のほうが多いのに。


しかし、こういう子供が長じてネットからのカットアンドペーストでレポートを仕上げて平然としているアホウになるのだから、迷惑千万である事だ。


全然関係ないが、昨日見た呪怨2の感想を書いた。