海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

餌やりの技法

飼育中のゴミグモに餌を与えるのはちょっと厄介だ。というのは、ゴミグモは臆病なクモで、網を張らずに飼育ケースの壁にとまっているときに餌を口元に持っていっても、多くの場合硬直して動かないか一目散に逃げていくからである。これがサガオニグモとかであれば、どこにいようが餌が目の前にあれば(といっても連中はあまり目が見えていないのだが)とりあえず飛びついてくれるのだが。

とにかくそんなわけなので、網を張らないゴミグモに餌を与えようと思ったら、網を張っている他の個体を使わなくてはならない。網の持ち主を取り除いて、代わりに餌を与えたい個体をそっとこしきの上にのせてやるのだ。で、しばらくして網に馴染んだところで餌をかけてやると、他人の網の上だろうがお構いなしに突進していって、そうかやっぱり空腹だったのだなと知れる。そんなに腹が減っているなら網を張りたまえ。

昨日今日とずっとその作業。使える網は二つだけなので、順番に餌を与えていって残りは5個体。