めんどりペニー

めんどりペニー

繰り返しはギャグの基本だからかどうか知らないが、絵本の中には同じシーンを何度も反復することで構成されているものが良くある。この本もめんどりのペニーが王様にあることを知らせに行く途中で、次々とお供と合流して一行の数が増えていくわけで、数多あるそのパターンかと思いきや、後半お話が意外な展開を見せ、奇妙なおかしみのあるオチに着地する。この味わいは子供には10年早い。