海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ゴムラ

今日は帰る日なのだけど、その前に西に足を伸ばして全国1000万のウルトラファンの聖地、ウルトラマンランドへ。今やウチの子二人とも小学生なわけで、もうウルトラも卒業しても良い頃、一応いまだに好きなような事を言っているけれども、これもいつまで続くかわからない。というわけで、ウルランもこれで最後だろうなあと思いつつ行ったわけ。で、ウルランと言うと舞台と客席の距離が近い(比喩的にも物理的にも)のが特徴だと思うのだけど、今回もそこは健在で、フロアを話に絡めてくるショーの設定が上手で、ほおと思ったりした。ウチの子達も大きくなったなりに楽しんでいるようで、特にぶーちんはいまだに怪獣が降りてきたりするとコワがってヨメサンの背中に隠れたりするもおかし。あまりに暑いんじゃないかと怖れていた会場(ステージは半野外でエアコンとか無いのだ)もそれほどでなくありがたい。それでもさすがにお昼近くになると汗を大量にかくわけで、メインのショーは一日二回舞台があって、その二回目が行われる二時間半ほどの時間を使って隣町の玉名温泉つかさの湯に行ってみた。するとここが巨大な施設で、数多ある浴槽の半分以上が源泉かけ流しだという。まあそこは話半分に聞くとしても、これを家族4人で1700円で入れるのだから九州は良い所。うれしくなって昨日に引き続き50分ほども入浴したわけ。最近は子供も長湯できるようになって、私がサウナに入っていても兄弟二人で過ごしてくれるので助かるのよ。で、さっぱりすっきりしてもう一度ウルランへ。私とヨメサンの秘かなお気に入り、パペットショーのかわいい見かけに毒気のあるセリフをチョコチョコ混ぜてくるウルトラPが夕方1回しかやらないと言う事で、わざわざ見に行ったのだな。そしたら、これがいつものウルトラPじゃなく、パペットは出てくるのだけど、単にお客さんと神経衰弱するという趣向になっていて、少しシオシオ。5時からの舞台である所の8体のキャラクターがトーナメントのプロレスをして誰が優勝するかを当てるショーも見て、私が見事正解して、商品をくれると言うから期待したら、ウルトラグッズを売るお店の10%割引券だった。。。がっくし。もうお昼時点でウチの子達はソフビ買っちゃってるんだよう。なのに乗せられて更に物を買っちゃいけないでしょう>オレ。ぶーちんが買ったのはメカゴモラ。で、車中で早速中身を検めて曰く「え?ゴモラ?」。いったい何を言い出すんだ、君が求めてゴモラを買ったんじゃないの?とよくよく聞いてみると、どうも彼はこれまでずっと、大阪城を破壊したこの怪獣の事をゴムラだと思っていたらしく、だけどカタカナが読めるようになった今、商品タグを見て、初めて真実に気がついたらしい。いやしかし、ということはつまり、物心ついて以来ずっとぶーちんは、お兄ちゃん含め周りがゴモラゴモラと言っていたのを全てゴムラだと変換して聞いていて、そして周りもぶーちんがゴムラと言っていたのをゴモラだと聞いていたわけだ。私は人間が相互理解できるなんて幻想だと思うよ。

と言う事で6時にインターに乗り込んで、700キロの距離を夕食の時間込みで8時間で帰ってきた。九州から関西に車を走らせたのは長崎時代に三度あって、これで四度目だけれども、いつも九州はあっという間だけど山口と広島は延々走らなきゃ通過できないように感じる。で、岡山に入ると、残りは再びあっという間に思うのだけど、実際は、例えば熊本や長崎から下関までと岡山以降を走る距離の方が、山口や広島県内を走る距離よりも長いのであるよ。