海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

座りの悪いアームチェア

Mぺさんの学生でクモで卒論をやっているところのS田君がやってくる。夏にズグロオニグモを使って行った実験のデータを解析しようという。別時期に2回行った実験操作の前と後で網の形がどう変化するかをコントロールと操作群の間で比較すると言う事で2元配置のANCOVAである。教育的観点からすれば、道筋だけ示して後は本人に解析を実行してもらうのが筋なのだけど、それには自由度の高い統計パッケージが必要だし、かといって今からANCOVAとRを勉強しろと言うのも酷だし、そもそも私はS田君に対して教育的義務を負っているわけでもないし、ということでこちらでSTATAを使って解析してあげる。

解析好きの私としては、イスに座ったまま労せずして解析すべきデータが手に入るわけで、嬉々としてデータいじりに取り組みそうな状況なのだけど、実際はあまり解析欲が湧かなかった。ミス・マープルだと思っていたセルフイメージは誤りらしい。