海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

HDの落とし穴

ビデオ解析である。まずはHDの画質の素晴らしさを訴えたい。懸念されていたMPEG2圧縮による小ドットの潰れもなく、網の背景をうろつくアリや他のクモたちなどがくっきり見えて、ビデオを見ていると言うより、実物を見ているような錯覚に陥る。もはやSDは見るのも辛いほどである(しかし、まだ見なくちゃならないテープが残っている)。

ところが、だ。映像は円網に餌がかかった時のクモの行動を狙ったものだけど、この手のイベントは一時間に多くて数回程度しか起らない。であるからして、SDのときは最初は早回しで見て、クモが動きを示したところが見つかると、改めて丁寧に見直す事で解析時間の短縮を図っていた。ところが、HD動画だと(追記:私の再生環境では)早回しするとモザイク画像になっちゃって、モザイクが大きいもんでクモの動きがよくわからない!ということは、全て見るのに、撮影したのと同じだけの時間が必要って事!ビデオ解析最大の罠に見事にはまったのである。