海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

川下の憂鬱

ここ数日のニュースはつまり、教師も校長も生徒もみんな、目先の目的と関係のない学びには時間を割きたくない、と言っているということだ。そんなにムダがお嫌いか。学びでも恋愛でも遊びでも、一番良い気持ちになるのは、自分がこうだと思っていた枠組みが少し溶けて揺らぐ瞬間で、それはあらかじめ立てた目的という枠内で効率的に活動しようとしているだけでは決して訪れないような気がするのだがどうか。

それはともかく、これは、私のような大学の教養科目担当教員にとっては、まさに四面楚歌といえる状況を意味しており、ちょっと絶望的な気持ちになる。