海の底には何がある

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足を縛りますか

教育再生会議「心の成長」策提唱 「30人31脚」など


安倍首相直属の教育再生会議の「規範意識・家族・地域教育再生分科会」(第2分科会)は29日、来年1月に打ち出す第1次報告の素案をまとめた。「子どもの『心の成長』のために」と題し、「家族の日」を創設し、家族一緒に夕食を取ることや、協力・助け合いの重要性を実感してもらうため体育の時間に「30人31脚」を行うことなどを提唱している。
「30人31脚」。。。まあ、つまりあれですよ、現在の教育の問題に対して、目の覚めるような解決策なんてどこにもないって事を、教育再生会議は逆説的に教えてくれているわけですよ。あははあははあはは。

いや、真面目な話、自分が教育に携わるようになってから、そして子供を育てるようになってから気が付いたんだけど、教育なんてものはほとんどうまくいかないものなんですよ。教える側の意図どうりに教わる側が変化する事なんてほとんどない。それでも教育が必要なのは、きっかけがないと教わる側の変化も起きないから。まあだから、別に30人31脚をやること自体に害があるわけではなくて、「協力・助け合いの重要性を実感してもらう」なんて目的を持たせるのがピント外れというか、ある種のさもしささえ感じさせて、私は眉をひそめるわけです。