やっと休日。フリマに行ったり買物に行ったり。
「ファウンデーションと混沌」グレッグ・ベア。「〜の危機」とは打って変わって面白い。というか、ファウンデーションものを読んだという満足感がある。してみると、やはりベンフォードがダメなのではないかと。今作の何が良いかって、登場人物の名前が帝国風、というか、ここではないどこかのお話風になっているところ(そんなどうでも良い事と思うかもしれないけれど、ディテールに神は宿るのですよ)。マークって名前じゃあ、まるでポロシャツにチノパンで銀縁メガネをつけているみたいじゃないよ。そんなのトランターの住人じゃあない。内容的には、アシモフが後から書いた「〜の彼方へ」「〜と地球」に出てきたガイアへの方向性に対して、普通の人間が感じるであろう違和感を掬い上げ、大枠の中ではあるけれども、一定の答えを出している。そこが面白いところ。
というわけで、第三部にちょっと期待してしまいます。なんせブリンだからね。
ファウンデーションと混沌(上) (〈新銀河帝国興亡史〉2) (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: グレッグ・ベア,矢口悟
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ファウンデーションと混沌(下) (〈新銀河帝国興亡史〉2) (ハヤカワ文庫SF)
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