クモではメスよりもオスが小さい事が一般的であるのだけど、その程度は樹上性の種の方が甚だしいと言うパターンがあるらしい。で、それを説明する仮説の一つが、樹上で上下に移動してメスを探すオスにしてみれば、体が小さい方がより動きやすくて得だから、というもの。こういう物理的要因に原因を求める説明の仕方は私の趣味とするところだし、この仮説が正しければ私のネタ的にもありがたかったりする。ところが、今日読んだ論文に、この仮説に反するデータが載っていた。世の中はなかなか思い通りに行かない。
夕方試験監督。これの採点は明日。
昭島のMOVIXのポイント会員になっているのだけれど、半年間ご無沙汰しているとポイントが失効してしまう。で、最後に昭島に行ったのは一月の「ダーウィンの悪夢」だったので、そろそろ行かないとまずい。ということで「ゾディアック」。探す相手を間違っている、と言う話。最近とみに風格が出てきたフィンチャーだけど、才気迸るのと風格があるのとにはトレードオフがあって、才気を出さないフィンチャーなんてなあ、と思わないでもない。
