海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

図らずも移動日

今日から長崎。なのだけど雨。かさがないー、じゃなくて、雨が降ったらビデオを仕掛けるどころかクモは網さえ張ってくれないわけでお手上げだ。ということで、本来なら午前中には稲佐山に着いて撮影を始める予定だったのだけど、夕方着の便に変更。正規料金のチケットにしておいて良かった。

で、ぽっかり空いた午前中に論文読みの仕事を片づけ、報告を送信してから出発。飛行機は意外に揺れなくてそれほど怖くなかった。どうでもいいけど、私は飛行機は左の窓側の席が好き。だけど、今日は満席で右側の席になった。で、着陸前に厚い雲を突き抜けるともう諌早上空。外を見ると、なんだか大きな川のようなものが見える。はて?本明川はこんなのじゃないはずだが、と思案しているうちに飛行機はどんどん飛んで、実は干拓地の排水路を見ていた事がわかった。そうか右側に座るとこんな風に干拓地を見る事ができるわけだ、と感心した。っていうかこれまで長崎行きでは一度も右側に座った事が無かったのか!

リムジンに乗って市内に入るともう夜の7時。でも明るいのである。何だか勘が狂うなと思って、でもよく考えたら昔はこれが普通だったのに、と4年の月日に思いを馳せる。いや、そんなことはどうでもよい。長崎に来たら魚だ!ということで「魚和寿し」を訪ねた。この店は私的に長崎一押しの寿司屋である。安くてネタが素晴らしい!繁華街から少し外れたところにあるのでいつでも空いているし、座敷があるので子供連れも可ということで、住んでた時からちょくちょく使っていたわけだ。東京に来てからも長崎に出かけた時は必ず食べに行く店なのである。といってもこれまでは独り黙々と食べては去っていたのであるが、あんまりちょくちょく行くせいであろう、どうやら大将は顔を覚えてくれていた様子で、今日はいろいろ話に花が咲いた。ああ、帰ってきた感じ。

さらにどうでもいいが、大将は修行時代大阪で私の実家の近くに住んでいたそうな。そういう偶然ってあるよね。

しかし今日はまた格別に美味かったのだけど、少し値段も上がっていた気がした。まあそりゃそうだわな。それでも東京の感覚からすると有りえないくらい安いので、「きっとまた来ます」と大将に言って宿に戻った。