海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

今年も綱渡り

というわけで今日から調査。いつも始める前は、クモが網張ってなかったらどうしようドキドキ、が恒例なのだけど、今日は本当に張ってる個体が少ない!去年20個体くらいいた場所にたったの4匹!ひー。

クモ自体はいるにはいるのだけど造網していない。今朝はとっても寒くって、どうやらそのせいで動きが鈍っている様子だ。昨日の雨がここまで尾を引くか。天気予報によると火曜日も雨らしいし、今年はダメっぽいと弱気になる私。打たれ弱いのでこうなってくると集中力が削がれて益々クモが見つけられなくなると言う。

今回の調査手順は去年と同じ。一単位の撮影が80分テープ一本分で、次の撮影場所にセッティングするのがおよそ10分なので90分一サイクルを4サイクル回す。カメラは二台だから一日8個体を撮影する。かかる時間は6時間のはずで、7時半に山に登ったから13時半終了の見込みだ。ところが実際はクモを探すのに手間取って撮影を始めたのが8時半。4個体撮影が終わったところでもう正午だと言う。

ここにおいて、いくらこの場所を探してもどうにも新しい個体は見つからないわけで、今日は日曜日だから行きたくなかった稲佐山の駐車場から道を挟んだ向かい側に移動する。なぜ行きたくないかと言うと、稲佐山に遊びに来た人の往来が激しいにも関わらず、道を半分塞ぐような形でカメラを仕掛けなくてはならないから。三脚蹴飛ばされたりしたら困っちゃう。

でもまあ助かった事にこちらではクモが網を張ってくれていたので、なんとか今日のノルマを果たしたのである。案の定いろんな人に不思議がられたので、説明を何度もしなくちゃならなかったのだけど。明日は気温も上がって、バンバン造網してくれる事希望

とかなんとかでやっと作業が終わったのが15時。実は16時に大丸前でS宮先生と待ち合わせなのである。やっぱりひーと思って30分に一本しかないバスを待ち、5分遅れで待ち合わせ場所へ。お昼を食べ損なっていたのでツル茶んでトルコライスを食べてから、喫茶店に移動してSTATAで彼のデータを一緒に解析。で、か細いながらもわずかな光を見いだしたので、再び河岸を変えて串源というところで晩ご飯をたべて宿に戻る。