海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

切った貼ったの極意

ヨメサンのSwededなStar Warsの件。途中で会場に上映手段がない事が発覚して危機に陥ったものの、ママ友の尽力でプロジェクターを確保できたり紆余曲折を経て、なんとか完成にこぎつけられそうである。一方私は、この間のスキーでカメラを持たされ、雪の惑星と言えばホス!スノーウォーカーはSWシリーズ屈指の名場面!ということで、ゲレンデで四つんばいになって歩いたり、改良されたダースヴェイダーのコスプレをさせられたりした。で、昨日あたりからヨメサンが編集に入った訳だけれども、素人さんの切り貼りはなんとも見ていられないものなのであって、たまらなくなって作業を乗っ取る事にする。

編集と言うのは、無関係な二つのショットを適切なタイミングでならべて、その間に関係があると見る人に思わせる技術である。そのために必要なのが見る人の注意を制御してやる事。二つのショットは、映っているものは同じだとしても背景やカメラアングルなどが違っている訳で、それを単純に並べれば、当然見る人はそれを違うものだと認識するので、つながりが悪くなってしまう。しかし、これをアクションを使って繋げば、例えば一つ目のショットを登場人物が腕を振り降ろす途中で切り、二つ目のショットを腕を振り下ろし終わる寸前のところで始めれば、見る人の注意は腕の動きに向けられるため、カットの切り替わりでの背景その他の急激な変化を見過ごしてもらえるのでスムーズに話を進められるのだな。見る人の注意を制御する方法としては、このアクションを使う手段の他にも、登場人物の視線を使うものとかある、という話をヨメサンにしながら、ざくざく切り貼りするのである。