海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

名画

私も定職について早十年。受けた教育とは全く異なるスキルを要求される仕事の日々で、へばりが自覚されるわけ。ということで、今日から四泊五日で避暑に行く事にした。夏にフィールドとか学会とかと関係なしに子連れの旅行に行くのは初めて。行き先は白馬。夏に行くのは、これも初めて。
で、出発なのだが、強い雨。今から避暑の雰囲気は一ミリもない。車中、雨だしどうしようかねえ、という話になって、安曇野の絵本美術館かなあとヨメサン。すかさず上の子「美術館って、モニャリザがいるんでしょ?」なんじゃそりゃ?と思っていると、「シカソが描いたんだよ」どうやら、最近の上の子のお気に入り、怪傑ゾロリの中にそういうのがあるらしい。っていうか、美術館の何たるかについて、親が何か教えたわけでもないのに、いつの間にか自分で、それなりの概念を獲得するようになっているのに、お父さん的には、ちょっとうれしいわけよ。

とかなんとかいっているうちに、怖れていた高速千円による渋滞も雨のおかげでなく、そのうえ豊科ICについたときには雨も上がってくるではないか。いつも行楽にでる時は晴男の私と雨女のヨメサンが熾烈な綱引きを空で繰り広げるのであるが、今のところ私が勝つ事が多いのは幸いである。ということでお昼におやきを食べて、国営あづみの公園に向かう。巨大な森の中に散策路が切ってあって、生き物相がわかるミニ博物館があったり、ビニル製の巨大ちくわの中に入って坂を転がり落ちる遊びがあったり、中にじゃぶじゃぶ入って水遊びのできる池があったり、子供連れには使える施設だった。人も多からず少なからずで最適。

宿は私学共済のおかげで白馬アルプスホテルに安く泊まれる。素泊まりだけれど、連泊するのでむしろそっちの方が色々なところで晩ご飯を食べられて良い。今晩は安曇野蕎麦屋にしようと思い、ネットで評判の良い店を2軒見つけていたわけだ。ところが一軒目は、カーナビの示す場所に建物はあるものの、店の名前が違っている。仕方がないので二軒目に向かうと、今度はちゃんとあって、ほっとする。お店のおっちゃんは大層気の良い人で、サービスで色々出してくれて、それは嬉しかったのだけど、肝心の蕎麦の味がイマイチでちょっとがっかり。ネットの評判は何だったのだろうか?