海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

遡上

昨晩酔っぱらってヘロヘロになって帰ってくると、某王国から「I am pleased to inform you that your ゴミグモが網引っ張ってるよ論文 has been accepted for publication in XXXXXXXXXXX X」というメールが来ていた。ひゃっほう。ただし英語がひどいからネイティブに一度みてもらえ、とのこと。確かにおっしゃる通りで、最初に英文校正に出しているけれども、その後他所でリジェクトされて追加実験したりしたので、新たに書き加えてチェックの入っていないところが全体の半分近くに達しているような気がする。

しかし問題は締め切りだ。7日間でやれってそんな御無体な。これだけ急ぎだと、海外の同業者に頼むのは気が引ける。仕方がないからお金で解決よ、ということで、いつもの業者に割増料金を払って特急サービスをお願いする。朝に依頼したのだけど、依頼を受けられると言う返事が来たのが夕方。ウーこの時間があれば作業が終わりそうなものなのに、と思うのだけれど、きっと日本じゃないところにいる校正者がまだ寝ている時間で、起きるのを待ってたりしたとかそういうのに違いない。地球の丸さが恨めしい。でもまあとにかくお願いした。なんとかなるだろう。

どうでもいいけど、私の場合、高めの雑誌から投稿を始め、リジェクトを食らう度に投稿先のランクを下げていく事が常だ。しかし、今回は最初のリジェクトを受けて追加実験をしたので元を取るべしと、同じところからでている、より格上の雑誌に投げてみたのである。まあなんて強気な行動だこと(というか追加実験をしなくちゃならない欠点があることは最初から判っていて、それが理由で最初は今回の雑誌を回避した)。そしたらなんだか上手くいったわけで、あの時は文句を日記に書いたものだけど、今なら言える。リジェクトしてくれてありがとうXXXXXXX XXXXXXX誌!