海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

地球の薄皮

「土の文明史」を読んだ。様々な文明が、耕作によっていかに土壌を失い衰退していったかを、メソポタミアから現代まで綴った書。どこもかしこも判でついたように似た経過をたどる事に暗澹たる気持ちになる。で、その対策としては、技術に任せて土壌を利用するのではなくて、土壌に技術を適合させて行く事だという。そのためには安価な作物を求めて企業農業に頼るのではなく、労働集約的な小規模有機農業が必要なのだそうだ。このビジョンについては私も基本的にそうだと思う。農業は経済学の論理とは少し違うところに位置しているということだ。

具体的には堆肥の投入と不耕起栽培が大事らしい。ということで私も不耕起栽培を一度試してみなきゃなと思うのであった。

土の文明史

土の文明史