海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

針も探せるはず

今日は高級な視力検査であるところのVDT検診。最後の問診で、若くて優しそうな女医さんに、老眼鏡をかけろとやんわり言われる。確かに最近背中がこることが多くて、わかってるよわかってるけどさ。

長丁場の会議を終えもう暗くなった夕暮れ、結局申請書類を大幅に書き直すことにして、ヒーヒーと誇大広告的文章を捻り出しているとヨメサンから電話。上の子が外で遊んでいいる間に家の鍵を無くしたので一緒に探しに行ってくれないか?との事。探すってどこを?と聞くと遊んだ経路を見て回るのだそうだ。こんな暗い中、どこに落ちてるかもわからない小さな鍵など発見できるはずもない訳で、私の追い込まれ度合いと天秤にかけてあまりにコストが大きいので、今日は協力できないと返事をする。でも「鍵交換だと何万円かかるんだろう?」とか考えると落ち付かず、結局その後30分ほどしてウチに帰ると誰もいない。そうかと思っていつもの遊び場である隣の大学に向かい校門のあたりで懐中電灯を持ってうろうろしている怪しい三人を発見。しかしヨメサンに「鍵が不安な状態で無用心だからお前ウチに返って留守番しとれ」と指示される。

まあそれももっともなので、ウチに戻ってまた書類書きなどしていると、バタバタと皆が帰ってきて、鍵があったというじゃないか。隣の大学は教育大学なのでキャンパスにプレイパークがあって、そこの池の真ん中にある島の上に懐中電灯を向けると何か光ったらしく、ジャブジャブ渡ってみたら鍵だったそうな。プレイパークはその島以外ほぼ全面落ち葉におおわれていて、そこに落ちてたら埋まってしまってきっと見つからなかったろうという事で、今日は小さな奇跡に遭遇したという事の記録としてこれを記す。私もヨメサンも見つかるとは一ミリも思ってなかった訳で。