海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

オトナコドモ

午後から学生と、落ち葉堆肥用の米ぬかや牛糞を調達しに、車で出かける。今年のスケジュールだと、授業時間中に一回切り返しをして、その後クリスマス前後に、もう一度授業時間外にやらなくちゃならない。一回でも切り返しを経験すると、その重労働ぶりにその後の参加率が下がると予想されるので、未経験のうちに、授業時間外の活動への参加を約束させておかなきゃならないので、その旨活動する。

調達を済ませた後、学生たちがウチに遊びにくる。常勤の教員になって11年。学生を招くのは始めてであるという。日頃は引っ込み思案で人見知りな上の子が、なぜか懐いてよく遊んでもらっていた。人生ゲームなどしているところを眺めていると、学生も心の底から遊んでいる様子が見て取れる。私くらいの年になると、子供と遊ぶと言っても付き合いでやっているだけで、遊びに熱くなったりは滅多にならないように思うけれども、考えてみれば、私だって二十歳くらいの頃は、まだまだ子供っぽい遊びにしばしば興じていたことを思い出した。そう思うと、人ってのは性成熟とともに完成して静的な状態に移行するわけじゃ無いんだな。それに考えてみれば、彼らは私よりもウチの子にずっと年が近いのであるよ。