海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

交錯する単語

ヨメサンはここのところ、とある翻訳に取り組んでいる。慣れない事で四苦八苦。今日は、向こうの方から、「provision of recommendation、忠告の提供、帝国の逆襲」とかブツブツ言うのが聞こえてきた。だいぶんと煮詰まっているらしい。

この数日で心身ともにすっかりデータ採りモード。今日は比較的時間に余裕があるので、もう少しで完成しそうな原稿に取り組もうと思っていたのだけど、研究室に着いた途端、クモの体色写真をこちらでも撮っておいた方が良いんじゃないか?と思いつく。で、5月分のデータを採るなら今日しかない事に気がついてしまうと、もうダメ。キャンパスの裏山に登ってクモを採り、1コマ分の授業を除いて夕方までデータ採りの作業。

一方、東京で採ってきたクモは写真を撮って体重を測ればお役御免。さあこの子らをどうするか。古巣にはまだ後釜の人もいないし、同僚先生に頼むのは気が引ける。うーんと考えて、そうだ古巣の近所に住んでいるママ友にお願いしようということに。宅急便で送付。すんません奇矯なお願いしてしまって。っていうか、現地で必要なデータをすべて採ってクモを持って帰らなくてもすむ手だてを考えよう。ところで、宅急便は業者の手にある時間を最小にすべく、営業時間の終わり近く、18時ごろになってから営業所に直接持ち込む事にしている。クモはウチに置いてあって、パッキングとか店への移動に一時間ほどの余裕を見るため、17時に帰ってくる。するとサンプル瓶の中で脱皮中が一個体(あー、そういえば君は亜成体だったねえ)。産卵を済ませていたのが一個体いた。無事帰ってくれたまえ。