海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

初心

ゴミグモヒメバチが良く採れるというので、T須賀さんにフィールドに連れていってもらう。私、十年以上研究していて、ほとんど見た事がないんだよね。で、連れていってもらったところはクモの豊富な良い所で、ギンメッキとゴミグモを次から次からチェック。結果、ギンメッキについているのを一個体とゴミグモについているのを二個体発見。発見と言っても、ギンメッキについているのは小さすぎて、これは老眼の進んだ私には見つけられない。ひょっとしたら見た事ないと思ってたけど、これまでは単にスルーしていただけなのかも。ゴミグモについているのは、私が見た事のあるのとは違う種類で、つまり今日は生まれて初めて見るゴミグモヒメバチが二種ということに。いやしかし、自分でデータを採るノルマの無い野外調査ってのは久しぶりで、T須賀さんが一生懸命さがしているのを手伝いはするが、まあやっぱりそこは自分に責任のあるデータとは違うわけで気楽な面は大きいわけ。ゴミグモ以外にも目に付いたものはどんどん写真に取ったりボケッと見てたりして。オドリバエとトラカミキリとシマヘビの交尾シーンに出くわしたよ。データ取ったり論文書いたりという世俗の事を考えずにやる調査はホントに楽しい。これを調査と言うべきかどうかは知らないが。