海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

忍の一字

そんなわけで、朝、Appleの方から電話があって、状況を説明する。すると、まず「私ではわからないのでスペシャリストに電話を代わります」と言われる。で、次の人にも同じように説明すると画面共有でこっちの状況を把握したいと言う。ほうそれはこっちのIDを使うって事かいな?そんなことしていいのか?と思ったらばそうではなくて、専用のツールをダウンロードして利用するものだった。このツール、使い終わったら勝手に消えてるのよフェルプス君。すごいね。それはともかく、見てもらった結果「私ではわからないのでMacの専門家に代わります」と言われる。

次の人にはこちらのAppleIDを教えて、iCloudの中を見てもらう。すると「見る限りファイル容量もあるのでファイルは存在しているみたいですね」と言われる。ので「いや、壊れてないファイルもあるので全体としては容量があるように見えても、個々のファイルで容量が0KBと表示されてるのがあって、それが問題なんだけど」と訴える。すると、容量0のものは壊れていて、壊れたファイルは、バックアップがなければ復旧の方法がない、と宣告される。ガーン。こんなにたらい回しされて方法がないんですか?!KeynoteファイルはMacで作ったのをiPadにもっていってプレゼンしていて、Macで作った原形ファイルのバックアップはあっても、iPad上で見た目を調整している部分もあって、そこはバックアップしてないんですけど!なんとかなりませんですか?Macのどこかに作業用のファイルとかキャッシュのようなものはないんですか?と聞くと、担当の方は「そんなのない」と仰る。いやしかし、ファイルを修正するのにクラウド上の物を直接いじっているはずはなく、ローカルのファイル上で作業して、バックグラウンドで同期してるんじゃないのか?と訪ねると、「ひょっとしたらiWorkのエンジニアなら何か方法を知っているかもしれない」と言うので、駄目元で再度電話を代わってもらう。

するとこの人が「Library->Mobile Documentsの中にiCloudのファイルが入っているから、Macでそこのバックアップから復元すれば、iPadで修正したものも復元できる」と教えてくれる。これだよ!欲しかった情報は!!という事で壊れていた6つのファイルのうち1つを復元してみると、、できた!!素晴らしい!!iWorkのエンジニアさんが女神のようだ(ちなみに、今日応対してくれた4人は全員女性だった)。ここまでたらい回しされる事二時間。辛抱した甲斐があったってもんです。という事で、「もう大丈夫だと思います。あとは残りのファイルを自分で復元できると思います」と言って、電話を切る。そうか昨日iCloudのファイルは手作業でバックアップしなきゃいけないから面倒くさいと言っていたけど、ちゃんと自動でバックアップされてたわけだな。で、Yosemiteでは、このディレクトリにエイリアスかリンクが張られていて、それがiCloud Driveという名称になってて、Finderからアクセスできるようになっているみたいだ。で、そこからTime Machineに入る事も可能。つまり、昨日言ってた問題は既に解決されていると言う事だ。いやーうれしい、と思っていたらばここに最後の落とし穴。どうもMobile Documentsにファイルを入れると即座にクラウドとの同期を始めるらしいのだが、古いKeynoteファイルはiCloudと対応しておらず、復元を試みるとファイルを新しい様式に変換しようとするのだけれど、そのときに「最新のiWorkにしてください」とか言われて拒否されるのであるよ。iWorkは最新なのにこれは困った。復元先を別の場所にさえできればおそらくKeynoteで直接変換できると思うのだけど、Time Machineでは復元先を指定できないので(追記:復元先を指定する方法がありました。コメント欄参照)、これではデッドロックだ。という事で、作業は後3つのファイルを残して頓挫中。昔はバックアップをマウントしてその中身を直接触れたのに、今はどうも触れないっぽい。うーん、Time Machineを立ち上げた上で別の機種からSSHでログインして当該ファイルをcpできないかしら?と考えたところで、今日は時間切れ。

午後から某学会の業務で役員選挙の開票作業。壁に貼りだした模造紙に、投票があるたびに正の字を書き込んでいくわけだけど、自分で自分のところに書いていくのって、倒錯した気持ちになるわけよ。イヤ別に当選したいわけじゃないけど、なんであれこういう競争的状況では負けたくはないわけで、票が伸びて欲しいような欲しくないような(今回に関していうと、他のお役目があるのでここで当選しても役員にならない事はほぼ確定なんだけど)。結局同数で次点になったとさ。という事で、作業もつつがなく終わり、だいぶんと西に来ていたので、そのままもう少し西に移動して散髪をし、某ヨメサンの物を受け取り帰ってきた。