海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

心の持ちよう

論文読み一件。このジャーナルは査読者も顕名がポリシーということで(匿名も選べるが)、生まれて初めて報告の末尾に名前を付してみた。しかし、やってみると微妙にレポート書くのに気を使う。表現を遠回しにしてみたりさ。で、これって悪いことじゃないと思うのよ。良質な査読者の舌鋒が鈍るコストより、悪辣な査読者が好き放題するのを牽制するベネフィットの方が大きいのではなかろうか。

ヨメサンがフラワーレメディーなるものの講習会に参加したようだ。で、聞いてみると、イギリスで雲一つ無い日に3時間キレイな水に花をつけてできた液をブランデーに一滴落として作るらしい。いや、途中からうわの空で話を聞いたので、細部は間違っているかもしれないが、そんなことはなんら問題ではない。ともかく、高度に希釈するという点では、いわゆるホメオパシーのレメディーと同じである。レメディーって言ってるし。ということで、あなたは我が家の一員だから、そんなものにお金と時間を投じてはいけないよ、と訴える。せめてサイモン・シンの本で勉強してから。いやしかし、これで商売になるなら、私もありがたいお札の一つでも書いてやるから、それでウチも大儲けで一つ。