海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

スプーン曲げ

学会プログラムのゲラを読む。電子入稿だから、原稿に間違いがなければおかしなことはそうそうないはずで、どうしても身が入らないのであるが、表紙周りは去年の見本を渡して印刷屋さんに適当にやってもらったらば、ここに高頻度でミスがあったので、少しやる気を取り戻し、かつプログラムにミスがあるのはかっこ悪いので繰り返しチェックする。すると、やっぱり見つかるわけ。印刷屋さんの名誉のために、以下のは全部原稿段階のミスだとあらかじめ断っておいて、必要なく太字にしていたところ一件、インデントが狂ってるところ一件、異字を使うべきところ普通の字にしていたところ一件、そして、講演タイトルが、プログラムと講演要旨で一致してないところまであったという。これがまたよりによって自分のものという。いや今回は運営の特権で、締め切りの後にタイトルを少し修正したのだけど、それが要旨だけしか直してなかったのであるよ。危なかった。危なかったとはいえ、未然にミスは防げているわけで、この手の作業はやはり得意であると思っているのだがどうか?

東京(多摩だけど)時代にウチが一番仲の良かった幼稚園友達一家が遊びに来てくれる。途中タイに行ってはったので三年ぶりだ。というわけでヨメサン子供は車と自転車でウチから5-10分ほどの渓流に行って飛び込み遊びをしたそうな。田舎の夏休みだ。

夕方、上の子と散歩に出かけて、世の中には間違った大人がたくさんいるけどそういう人は間違っているのだから自分が正しいと思うことを言えば良いんだよ、という話をする。だけど、そのためにはいろいろテクニックが必要なので、それを身につける努力を怠ってはならないのよ。上の子は、ふんふんと聞いてくれる。私の血を引いているくせに大変素直に育ったもので、今のところ反抗期のかけらも見られない。ひねくれた親としては逆に心配になるくらいだ。だけど、おかげでまだ熱気の残る日暮れどきに一緒に散歩ができたりするんだから、ありがたいものである。