海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

新展開

というわけで、今日が出番の四日目である。今回、持ち込みiPadが使えなくてPowerPointでファイルを作ったのだけど、Keynoteでオリジナルを作って変換したら、最後のまとめスライドだけフォントがジャギーで台無し。で、色々やってみると、どうも字数を減らすと綺麗になる。ということで、スライドには最低限のことだけ書いて、他は記憶で補いながら喋ることに。ということで練習もいつもより多めにやったのだけど、いざ本番で喋り始めると、やっぱり考え考え喋るのでスピードが遅くなる。これって聞く側にしたら、実は聞きやすくて良いのかもしれんのだが。加えて、演台のマウスがとっても鋭敏で、軽い振動でも拾ってスライドを進めてくれやがるので、それに気がつくまでもたつくこと度々。で、時間がなくなって準備したことの1/6くらい飛ばしてしまった。まあ、質問も二つもらえたから良いか。二つ目の質問は声が小さくて、ダラダラしゃべられたのでよく聞き取れず、座長に助けてもらったけどさ。総括として、プレゼン的にはまずまず上手くやれたと思うけど、手応え的にはこれまでの口頭発表の中では一番よくなかった感じがする。プログラム順もイマイチだったし、ひょっとしたら、ネタ的にも今回の学会には微妙に合わなかったかもしれない。

とはいえ、やっと出番が終わって肩の荷が下りた。あー、もうこの解放感たまりません。午前中は全く耳に入らなかった他の人の講演が聞こえるようになるわけで、都市勾配に沿って、行動形質がどう変化したかをジョロウグモを使って調べた仕事は、結果の曖昧さはともかくとして、そうかこういう切り口があるのだな、と思った。U丸さんどうですかねこういうのいっちょ。

で、夜は学会のディナー。今回家族連れだったので出ないつもりだったけど、いざ着いてみたらどうも参加申し込みしていたようで、捨てるにはあまりに高い額だったので出ることに。会場は桟橋で、テーブルが開くまで、風が吹きすさんで死ぬほど寒かったので暖をとるべくアルコールを摂取。会場ではF田先生とずっと喋ってたのだが、どうも話が微妙に食い違うなと思っていたら、なんだか途中から私とは違うN田さんと混同されていたらしい。光栄、、、なんだろうか。まあそういうこともあって話は盛り上がり、カメの研究でも一緒にしましょうということになって、とりあえず帰国してから相談しに研究室を訪ねることになった。ついにオレも脊椎動物デビューか?